独流の名花・桜武子

浪曲を彩った人々

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独流の名花・桜武子

 人 物

 さくら 武子たけこ
 ・本 名 平井 芳子
 ・生没年 1911年頃~?
 ・出身地 大阪

 来 歴

 桜武子は戦前活躍した浪曲師。幼いころ、父の吉田音右衛門に手ほどきを受けた以外は独学独流で自立し、女流浪曲番付の上位に食い込むほどの人気を集めた。

 経歴は1935年発行の『東西浪界写真名鑑』より割り出した。

本     名  平井芳子
生 年 月 日  二十四才
師     匠  独流
藝(十 八 番) 天野屋、俵星義心の槍
趣     味  映画、観劇
初  舞  台  天満、国光席

 幼い頃より、父親の吉田音右衛門に手ほどきを受けたらしい。父親は吉田音丸の弟子だったらしいが――

 12歳にして初舞台を踏み、大阪を中心に活躍。初々しい美貌と、華のある声で徐々に実力をつけていったという。

 1938年の番付では「精鋭と新人」。

 1941年の番付では「前頭二枚目」。前頭筆頭には天光軒満月嬢が控える。

 1943年の番付では「前頭二枚目」。

 戦後、なぜか番付から消えてなくなる。結婚・出産などで家庭に入ったか、夭折したか。

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