物真似師たちの系譜

この記事は約2分で読めます。
他の「ハナシ」を探す

物真似師たちの系譜

 いまや、世界的な人気となっている「物真似」。多くの物真似芸人がテレビやyoutubeで活躍しているのはいうまでもないでしょう。物まねの起源は古く、それらしいものを辿れば「神話」の世界にまで行きつくそうですが、今日のような娯楽・寄席演芸になったのは意外に最近だといいます。

 コロッケ・清水アキラなどの四天王や片岡鶴太郎、神無月、松村邦洋、今を時めく人気物真似芸人にはスポットライトが当たりますが、それ以前のいわゆる「声帯模写」「声色」「百面相」の芸人にはなかなか注目されていないのが現状です。

「声帯模写」は今も時折使われますが、「ある人の声や科白を真似るもの」。

「声色」も同義ですが、声帯模写という言葉が出て来て以来は「歌舞伎や新派などの演劇作品を真似る」という形で解釈されているようです。

「百面相」は、今も時折使われますが「姿の物まね」「形態模写」というべきでしょうか。扮装や顔貌を変えて巧みに対象のしぐさや姿を真似て見せる――というものです。

 資料が少ないというのがその原因といえるでしょうが、それにしてもかつては寄席劇場、レコードやラジオで人気を博した芸人たちが殆ど無視されているのは哀しいものがあります。

 ここでは、物真似ブーム、物真似四天王以前に活躍した物真似師たちの経歴を辿ります。全てが解明されている訳ではありませんが、一助になれば幸いです。

 ※「漫才師としても活躍した物真似芸人」の場合、兄弟サイトの『東京漫才のすべて』『上方漫才のすべて(仮)』へのリンクとなっております。ページが変りますがご了承ください。

歌舞伎声色の揚羽家延八
動物物真似の東鳥八
浪曲物真似の出雲友衛
寄席声色の片岡鶴八
寄席声色の桂玉治
動物物真似の関東猫八

浪曲物真似の木村富士衛
歌舞伎声色の桜川長寿
寄席声色の三遊亭金橋
物真似の三遊亭三橘
動物物真似の春風亭柳丸

百面相の松柳亭鶴枝(三代目)
浪曲物真似の隅田梅若

映画物真似の橘右近
寄席声色の橘家勝太郎
西洋漫談のダンディ立川
動物物真似の筑紫家九官鳥

声帯模写の奈美乃一郎
声帯模写の西村定夫
声帯模写の拝啓介

落語物真似の春本助次郎
浪曲物真似の前田勝之助
声帯模写の松井錦声
歌舞伎声色の山本ひさし
歌舞伎声色の吉岡貫一
寄席声色の柳亭春楽

他の「ハナシ」を探す
タイトルとURLをコピーしました