落語ブラブラ

傑作?愚作?珍品?な落語たち

羊(傑作?愚作?珍品?な落語たち)

「羊 - 傑作?愚作?珍品?な落語たち」明治の爆笑王と呼ばれた三遊亭円遊が作ったという新作。十二支の動物を散りばめながら、寓話仕立てにしている点は今日でも通じるような気がする。
傑作?愚作?珍品?な落語たち

落語・太陽

「落語・太陽 - 傑作?愚作?珍品?な落語たち」「太陽」は小噺のようなネタである。小噺を引き延ばしたのだろう。与太郎モノとしてはお馴染みのスタイルであって、相応に面白いが傑作とは言い切れない。
傑作?愚作?珍品?な落語たち

落語・納豆屋

「落語・納豆屋 - 傑作?愚作?珍品?な落語たち」『納豆屋』は柳家金語楼が若手の頃に作った作品だという。若旦那が納豆屋に転身して失敗する――という古典風な話である。まだこの頃は新作に完全手慣れていなかったそうで、小噺をうまく引き伸ばしたものだった。
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落語・必勝の春

「落語・必勝の春 - 傑作?愚作?珍品?な落語たち」五代目古今亭今輔が演じたという国策落語の一つ。小噺のような話である。今では演じられない落語の部類であろう。内容はこれと言っていう事はない。日本軍賛美と非常時の生活を奨励している、国策落語のサンプルのようなものである。
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落語・愛国バス

「落語・愛国バス - 傑作?愚作?珍品?な落語たち」1939年、太平洋戦争の直前に演じられた純然たる国策落語である。JOBKが落語台本を募集したところ、池田修二という人の台本が当選。これを三遊亭小圓馬(四代目円馬)が演じた。
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落語・空気

「落語・空気 - 傑作?愚作?珍品?な落語たち」空気は、知的で品のある落語を得意とした六代目春風亭柳枝、通称「ごみ六の柳枝」が演じた新作。JOAKの注文に応じて、新作をこしらえ、スタジオの音響を巧みに使いながら演じたという。一種の前衛的落語である。
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落語・猩々

「落語・猩々 - 傑作?愚作?珍品?な落語たち」「猩々」は柳家金語楼の弟、昔々亭桃太郎が作って演じた作品。古典の「浮世根問」「魚の狂句」「半分垢」といった付け焼刃の知識でぼろが出る作品のエッセンスを取り入れた作品である。
文学ウロウロ

落語・千人針

「落語・千人針 - 傑作?愚作?珍品?な落語たち」「千人針」は落語界の大スターだった三代目三遊亭金馬が演じた新作落語。いわゆる国策落語という奴である。自作自演と聞くが定かではない。
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落語・新年宴会

「落語・新年宴会 - 傑作?愚作?珍品?な落語たち」「新年宴会」は、五代目三遊亭圓生が時折演じた古典落語の改作。内容は「寄合酒」「ん回し」の焼き直しである。
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落語・飛行機のあそび

「落語・飛行機のあそび - 傑作?愚作?珍品?な落語たち」戦前、音曲噺で人気のあった三代目柳家つばめが、1935年2月、羽田空港に出入りする飛行機や落下傘訓練を目の当たりにしてこさえたもの。音曲師のネタだけに、筋らしい筋はあまりない。