文学ウロウロ

坪内逍遥の『嫁入りのための五箇条』、坪内逍遥が娘・くにの幸福を祈って定めたという「五つのルール」のお話です。

馬場孤蝶はおしゃべり魔？- 文壇逸話帳

「ゴイサギと能楽研究者・野上豊一郎 - 文壇逸話帳」――夏目漱石門下で、野上弥生子の夫。法政大学の名総長と謳われた能楽研究者・野上豊一郎の若かりし頃の逸話です。

「喧嘩の文句もメモの内　沼波瓊音 - 文壇逸話帳」沼波瓊音は天才的なひらめきや直感で物事を論じる事が多く、一部の学生や学者からは「組織がない、体系がない」と揶揄される事があった。

「洋食はよく太る？　徳田秋声 - 文壇逸話帳」――徳田秋声はやたらに一人合点の激しい性格で有名だった。貧乏学生時代、ふとした小金が入り、友人の真山青果と西洋料理店で洋食を食べた。

「戸川秋骨の雷と皮肉 - 文壇逸話帳」――慶応大学教授で、樋口一葉や島崎藤村などとの交友で知られた翻訳家の戸川秋骨の若い頃の潔癖的な態度と皮肉の逸話です。

「芥川龍之介流「美意識」講釈 - 文壇逸話帳」――今なお語り継がれる文豪・芥川龍之介が美意識をあまりに研ぎすませたばかりに、とんでもない勘違いを引き起こした一席です。

いたずらあひると上田萬年 - 文壇逸話帳、帝国大学の文学部長などを勤めた言語学者・上田萬年と作家・斎藤緑雨の交友といたずらを描いた一席です。

「ボルクマンとシャンパンの祝杯 - 文壇逸話帳」、日本の西洋演劇の嚆矢となった『ボルクマン』上演にまつわる逸話です。

「饗庭篁村流軍学と徳利の行方 - 文壇逸話帳」　根岸派というグループを率い、明治から大正にかけて文壇の大御所として君臨した饗庭篁村のおとぼけぶりを示す一席です。